【ネイルにも著作権】はある⁈高額賠償の可能性⁈法学部卒がネイルの著作権を徹底解説

【ネイルにも著作権】はある⁈高額賠償の可能性⁈法学部卒がネイルの著作権を徹底解説

 

こんにちは!

今回は独立・開業して、オンラインでの販売を検討されているネイリストさんに特に読んでいただきたい内容です!

ご自身のネイルデザインをSNSやお店のブログにアップしたいけど、著作権などがわからず心配

脱税などで高額の請求をされている芸能人も最近よく見るので、どこかで自分も大きなペナルティをくらってしまう危険があるのではないか?!

開業とはすべての責任を一人で負うことになるので、何かと心配ですよね💦

 

今回は法学部卒業、法律のプロフェッショナルのライターHが、ネイリストが気をつけるべき著作権について徹底解説します!

法律を知っていると、あなたの味方になってくれる時が必ず訪れますよ♡

 

 

ネイルデザインと著作権は関係あるの?

 

あります!

著作権が認められる要件がいくつかあるので、正しく理解しましょう💡

 

著作権とは?

自身の著作物勝手にコピーされたり利用されたりしない権利のこと。「著作物」を作り出した瞬間に、誰でも得られる権利です。

 

著作物の定義

 

著作物とは、「思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」のこと。(著作権法211号)

詳しく説明します!

 

①思想または感情が含まれること💬

⇨これは、自身が考えたモノであれば(=模写でなければ)基本的に認められると考えられています。

 

例えばネイルのモチーフを決めるために、紙に試し書きした花の絵なども思想・感情が含まれるとされます🌼

 

②創作的であること🎨

⇨①と同じ考え方です。

幼児が描いた猫の絵などにも、創作性が認められます

 

③表現されたものであること💃

⇨アイデアでなく、何かしらの形で表現としてアウトプットしなければなりません✏️

 

例えば頭の中でオリジナルキャラクターを考え、その特徴を人に言葉で伝えても、この時点では著作物ではありません

実際に、メモ書きでも良いのでそのキャラクターを描くことで「表現された」と認められます!

 

④文芸、学術、美術または音楽の範囲に属すること🎼

言葉が難しいですが、広い意味で「文化的に作られたもの」と捉えれば問題ありません。

読んだり鑑賞したりできるもの、と考えてみても良いかもしれませんね!📚

  

具体的な事例

 

ネイルデザインにおける著作権の適用範囲を、具体的な事例を交えながら説明します✏️

 

①ご自身のオリジナルデザインが真似された!

 

ご自身のオリジナルデザインをSNSにアップしたところ、フォロワーが他のサロンに持ち込んでご自身以外のネイリストがそのデザインを完全にコピーした

このような場合、とても悔しいですよね😭

 

誰にも真似されないようにできる?▶︎

厳密に言えばネイルアートも著作権の保護の対象となるのですが、誰にも真似されないようにというのはとても難しいです😖

 

なぜなら、ネイルのデザインは「アイデア」と捉えられるから。

アイデアを保護しない著作権法の範囲外となってしまうのです!

アイデアと言われないためには、ご自身独自の表現方法や独特なデザインを作る必要があります💡

 

ちなみに、ご自身オリジナルロゴデザインなどに商標権をつけることは可能ですが、有料で更新もあるのであまり現実的ではないと思われます💦

 

明らかに自分のオリジナルデザインがパクられていた時はどうしたらいい?

 

前提として、真似されたくない!他サロンに持ち込んで欲しくない!という方は、SNSやブログにその旨を明記しましょう。

その上で、明らかにご自身のデザインを真似したと判断できるものがSNSにアップロードされていれば、その投稿者に投稿削除を依頼しましょう。

 

 ②他者のデザインに似たものを作りたい!

 

一般的に「ニュアンスネイル」や「チークネイル」の雰囲気や色味が似ることは問題ありません

なぜなら、「〇〇デザイン」はアイデアに当たるためです!

NGなのは、特殊な技法独特なカラーリングなどが見られるデザインを、その技法やカラーリングごとコピーしてしまうこと。

 

例えば3Dネイルで、通常ネイルに使用しないパーツを使用したデザインがあったとします。

そのパーツ、周りのカラーリング、ジェルの乗せ方等丸ごと同じようなものを作ってしまうと、著作権侵害となる可能性があります💡

 

③有名なキャラクターやロゴを使いたい!

 

アニメやマンガのキャラクター、ブランドロゴをデザインに入れるのは原則禁止です!

 

これは著作権だけでなく商標権・意匠権にも関わる問題。

 

例外として、市販のネイルシールなどで、販売元が使用料を支払っているものは使用しても問題ありません!

そのような商品はパッケージに©️や®️のマークがあるので、確認しましょう。

 

キャラ、アイドルの顔やロゴは全部NG

基本、全てNGと考えましょう。

概念ネイルはOKなので、詳しく説明します!

 

概念ネイルとは💅

 

対象の作品の世界観をデザインに落とし込んだネイルのこと。

直接的にキャラクターなどを描くのでなければ、著作権侵害とならないことが多いです!

 

衣装の模様・色をネイルにする🩵

一般的な模様との組み合わせは著作権の対象外のため、問題ありません。

例えば好きなプリンセスのドレスカラーや、好きな選手の背番号×ユニフォームカラーなど⚽️

 

対象を表現するモチーフをネイルにする👑🩷

例えばあるアイドルグループのロゴに王冠とハートの組み合わせがある時、単に王冠とハートの組み合わせをネイルにするのは問題ありません!この時、ロゴと同じ配置にならないように注意⚠️

 

著作権を守るための対策

著作権を侵害しないためにネイリストが実践すべき具体的な対策を紹介します。

 

他人の作品を参考にする際の注意点

 

今はSNSにたくさんのデザインが溢れている時代。オリジナルでなくとも、素敵なデザインを施術できてしまいます。

参考にしたり、似ているだけでNGなの?と不安になる方もいるかもしれませんが、心配いりません!

一般的にネイル業界で用いられる技法で作られたデザインに似てしまったとしても、著作権侵害が認められることは少ないです💅

ただし、完全なるコピーは避けるよう気をつけましょう!

 

お客様が持ち込んだデザインは、どの程度再現していい?

 

例えば一般的なマグネイルべっこうネイルなどであれば、デザインに落とし込んで問題ありません⭕️

特徴的なカラーリングの組み合わせや、パーツなどの再現は避けるのがベター!

 

他人の作品をシェアする際のルール

 

ネイリストであれば、デザインイメージなどをSNSなどに載せることもありますよね📷

自分以外の誰かが撮った写真にも、著作権があるので注意が必要です!

フリー素材でも、クレジット記載義務や加工NGなどのルールが定められていることもあるので、よく確認しましょう👀

 

集客ツールなどの著作権にも注意

 

また、お店の運営SNS運営に関わることで、不用意に他者の真似をしないほうがいいものがたくさんあります⚠️

 

・SNSにあげる写真や動画

・お店のロゴ

・ショップカード

・メニュー表

・ネイルデザイン見本シート

etc…

 

著作権だけでなく商標権などで保護されているものもあるので、基本的には他者の真似はしないのが安全🦺

写真や動画は、構図や言い回しなどの要素を取り入れるだけでは問題にならないことが多いので、必要に応じて上手に取り入れるようにしましょう!

 

 

お客様の写真を撮る際の注意点

 

また、ネイルサロンではあまりみられないですが、お客様の姿を写真や動画に収めてSNSにアップロードする時は「肖像権」にも注意。

お顔や、個人を特定できそうな写真は「撮影してもいいか」「公開のSNSなどにアップしていいか」をきちんと確認しましょう

 

手に肖像権はありませんが、トラブル防止のためには撮影・アップ・タグ付けの可否を事前に確認することがオススメです!🖐️

 

著作権侵害するとどうなる?

 

示談金を支払う必要がある可能性😱

民事裁判を起こさず問題を解決する方法に、示談金の支払いがあります💸

金額は相手方の請求にもよりますが、弁護士を立てて示談金の話し合いをすると、1作品あたり大体20〜50万円となるパターンが多いようです。

 

損害賠償を請求される可能性😱

民事裁判を起こして問題を解決すると、損害賠償の支払いを裁判所から命じられることがあります💸

金額はライセンス料相当額から、「相手方にそれだけの損失があった」と裁判所が認める金額まで。

相手方が大手企業であれば、かなりの額になることもあるでしょう

 

刑事訴訟になると、懲役10年になる可能性?!😱

著作権侵害は当事者同士の問題ではなく、刑罰もあります👮

10年以下の懲役または1,000万以下の罰金が課されることがあるのです!🌀

刑罰+損害賠償請求となることもあるので、とても大きな金額ですよね

 

フルフレックス+副業OKEVERNAILはネイリストファーストの企業です

 

EVERNAILでは、

・独立の開業資金を貯めたい!

・開業後、不安定な売り上げを補填したい!

などを目標にしているスタッフがたくさん在籍しています💅

また、みんなで適切にチェックするので著作権問題も安心😮‍💨

 

24時間フルフレックス制で柔軟に働ける!

 

EVERNAILはいつでも好きな時間に働けるフルフレックス制を採用しています!

勤務日数は週1日から。あなたの予定に合わせて勤務日数や出勤時間を決められるので、無駄なく働くことができます

 

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EVERNAILは副業OK

しかも同業もOKのため、ご自身でネイルチップを作成・販売したい方や、ネイルサロンを開業したい方にもオススメです!

 

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ネイルサロン勤務のネイリストさんには

「スキルアップしてもお給料が上がらない」

「残業が長いのにお給料が少ない」

というお悩みを持つ方も多いのではないでしょうか?💦

 

EVERNAILは作成できるデザイン数納品数に応じてお給料がUPしていくので、貢献度や技術力がしっかりとお給料に反映されるんです

頑張りたい方、ゆったり働きたい方のどちらにもマッチするから嬉しいですよね!

 

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まとめ

 

いかがでしたか?

うっかり著作権侵害で評判を落とすことがないよう、正しい知識を身につけて活動しましょう

 

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